イチゴは「孫株を効率よく取る仕組み」を作ることで、毎年安定して増やせるようになります。
特にプランター栽培ではスペースの使い方が重要で、親株と子株・孫株の関係を理解するだけで管理の難易度がかなり下がります。
この記事では、自分が実際に育てている複数品種の紹介をしつつ、今年から試している「横長プランターを使った孫株回収方法」と、春時点での育成状況についてまとめています。
今育てているイチゴ品種の紹介
ベランダ栽培でもイチゴは品種ごとに性格がかなり違うので、いくつか育ててみると楽しみが増えます。
定番〜安定系の品種
まずベースになっているのが
ドルチェベリー、エンジェルエイト、宝交早生、らくなりあたりです。
このあたりは比較的育てやすく、実付きも安定しやすい印象があります。
特に宝交早生は昔からある品種だけあってクセが少なく、ベランダでも結果が出やすいので基準として見ています。
らくなりは名前通りで、ある程度放置気味でもそれなりに実をつけてくれるので、忙しい時期でも助かる存在です。
風味や見た目に特徴がある品種
蜜香、白蜜香、麗紅あたりは少し個性寄りです。
蜜香系は名前の通り甘さの質が違う感じで、しっかり育てるとかなり満足感があります。
白蜜香は色の違いもあって観察していて楽しいタイプで、ベランダでもアクセントになります。
麗紅は見た目と味のバランスが良く、うまくいけば見栄えのいい実が取れるので期待している品種の一つです。
今年追加した品種

今年は新しく「やよいひめ」と「UCアルビオン」を追加しました。
やよいひめは購入当初から株が大きく、すでに2粒だけ収穫できていて、これがかなり印象的でした。
酸味が控えめで、甘さがしっかり乗っていて食べやすいタイプです。

まだ株が若い状態なので本領発揮はこれからですが、「これはちゃんと育てたい」と思える味でした。
UCアルビオンは名前に惹かれて導入したのですが、四季成り系のようで長く楽しめることを期待して導入しています。
このあたりは今後の観察が楽しみな枠です。
親株・子株・孫株の違い

イチゴを増やすうえで重要なのが、この3つの違いです。
親株とは何か
親株は、最初に購入した苗や前年から育てているメインの株です。
基本的に実を収穫する役割を持っています。
ただし、実をつけつつランナーも伸ばすので、体力の使い方が重要になります。
子株と孫株の違い
ランナー(つる)から最初にできるのが子株、その先にできるのが孫株です。
一般的には
・子株 → 親に病気が発生していた際に影響を受けやすい
・孫株 → 親に病気が発生した際にも影響を受けづらく、バランスが良く翌年用に適している
と言われています。
自分の環境でも、孫株の方が根付きやすく、その後の成長も安定することが多い印象です。
孫株を効率よく取るための工夫
株数が増えてきて一番困ったのが、「どこで増やすか」という問題でした。
プランター栽培だとスペースが限られるので、ランナーをそのまま放置すると絡まったり、管理が雑になりがちです。
そこで今年から試しているのが、横長プランターを使った孫株回収方法です。
横長プランターを使った配置

やり方はシンプルで、土だけを入れた白い横長プランターを親株の近くに設置します。
そこにランナーを誘導して、孫株がちょうど土に触れる位置に固定するだけです。
ピンや軽い重しで固定しておくと安定します。
この状態にしておくと、孫株がそのまま発根してくれるので、
根付いたタイミングでランナーを切るだけで独立株として使えるようになります。
実際にやってみて感じたメリット

この方法の良いところは、とにかく管理が楽な点です。
・鉢をいちいち動かさなくていい
・どの株が使えるか一目で分かる
・根付いた株だけ選んで切り離せる
特にベランダだと動線が限られるので、「置き場所を固定できる」だけでもかなり違います。
まだ試行錯誤中ではありますが、現時点ではかなり手応えを感じています。
春の管理ポイント
春はイチゴにとって成長のスタートラインのような時期なので、ここでの管理が後に響きます。
花が咲き始めた時の管理
今の時期は花がポツポツついてきている段階なので、株の状態を優先して見ています。
株がまだ弱い場合は、無理に実をつけさせずに花を間引くこともあります。
ただ、ある程度しっかりしている株は様子を見ながら残しています。
今回のやよいひめも、そのまま様子を見ていたところ2粒だけ収穫できました。
水やりと肥料

春は気温が安定しないので、水やりの頻度が難しいところです。
乾きすぎも過湿も避けたいので、
・表面が乾いたらしっかり与える
・気温が低い日は控えめ
という形で調整しています。
肥料についても与えすぎると葉ばかり茂るので、様子を見ながら軽めにしています。
失敗・注意点
実際にやっていて感じた注意点もいくつかあります。
ランナー管理を放置すると崩壊する
イチゴは想像以上にランナーを伸ばすので、放置すると一気にカオスになります。
どれがどの株か分からなくなり、結果的に質の悪い株を残してしまうこともあります。
なので「どこで増やすか」を最初に決めておくのがかなり重要です。
親株を酷使しすぎない

実を取る、子株を作る、孫株を作るを全部やらせると、親株の負担が大きくなります。
状態が悪い株は無理に増やそうとせず、回復を優先した方が結果的に良い株が取れます。
応用・発展・可能性
今回の横長プランター方式は、株数が増えてきた環境でもかなり応用が効きそうだと感じています。
例えば
・品種ごとにエリア分けする
・良い株だけを選別して増やす
・翌年用の苗を計画的に確保する
といった運用もできそうです。
イチゴは一度流れを作ると毎年増やしていけるので、
この「仕組み化」はかなり重要なポイントだと思っています。
まとめ
・イチゴは孫株を使うことで安定して増やせる
・横長プランターを使うと管理と回収が楽になる
・春は株の状態を優先して無理をさせない
今年はまだ試行段階ですが、少しずつ形になってきているので、このまま継続していこうと思います。
